あなたは、読者モデルになりたいと思ったことはありますか?
ファッション誌の紙面を飾る読者モデルは、おしゃれで素敵な人が多いです。TwitterやInstagram上でも華やかなライフスタイルが公開されていて、人気のアカウントとなっています。
読者モデルになりたいと思う人は多いですが、その実態は意外と知られていなかったりします。
ここでは、読者モデルにまつわる様々な疑問について調査して、実態をまとめてみました。
読者モデルの給料はどれくらい?
まず、一番気になるのは、読者モデルの給料についてではないでしょうか。
一般的に、専属モデルやフリーのモデルと比べて、読者モデルの報酬はかなり低いと言われています。
実際いくらくらいなのかと言うと、1回の撮影で1000円から5000円程度が相場となっています。
1000円から5000円と若干幅がありますが、通常2000円から3000円くらいが多いようです。
街中で撮影する街頭スナップでは、2000円以下になることも珍しくありません。
また、細かい規定は雑誌により異なりますが、中には交通費が支払われないこともあるようです。
このような状況を考えると、読者モデルになることは金銭面では、あまりメリットがないといえるかもしれません。
ですので、読者モデルをされている方のほとんどは、読者モデルとは別にお仕事をされていたり、学校に通われていたりしています。
中には、お家がお金持ちであくせく働く必要のないセレブな読者モデルさんもいるようです。
そのような方のSNSを見ていると、豪華な暮らしぶりで本当に羨ましいですよね。
読者モデルと専属モデルとの違いとは?
読者モデルは一般の読者の代表としてのモデルであり、専属モデルはその雑誌と専属契約を結んでいるプロのモデルです。
読者モデルと専属モデル以外に、その雑誌とは専属契約を結んでいないフリーの雑誌モデルもいます。
中には読者モデルから専属モデルにステップアップされた方もいます。現在、雑誌「VERY」で専属モデルを務めているクリスウェブ佳子さんや滝沢眞規子さんも、以前は読者モデルでした。
では、専属モデルの給料はいくらくらいなのでしょうか。
先ほど読者モデルの給料については、ご説明させていただきました。それと比較して、やっぱり大きな違いがあるのでしょうか。
専属モデルの契約については、実はかなり複雑で、雑誌によっても異なっているので、相場と呼べるものはありません。
専属モデルの場合、年間契約として報酬が決まっています。年間を通しての専属契約料と1回の撮影につき支払われる金額といった形で契約が結ばれます。
通常の専属モデルで1回の撮影につき2万円から10万円くらいの報酬になることが多いようです。
それなりに活躍されているモデルさんですと、年収が1000万円を超えることも、そう珍しくはないそうです。
もちろん、人気モデルともなるとこの限りではありませんので、参考程度とお考えください。
雑誌モデルにとどまらず、他の広告媒体に出たり、タレントとして芸能活動をされている方の中には、年収が億を超える方もいらっしゃいます。
読者モデル出身の有名人とは?
現在芸能界で活躍中の女優さんやタレントさんの中には、過去に読者モデルをされていた方が結構いらっしゃいます。
今では超人気女優となった新垣結衣さんも少女ファッション誌「ニコラ」のオーディションでグランプリを獲得した後、読者モデルとして活動していました。
歌手のきゃりーぱみゅぱみゅさんも、「Zipper」「HR」「KERA!」などの雑誌で読者モデルをしていたことは有名です。
この他、雑誌モデルとして活動していたことが判明している有名芸能人には以下のような方がいらっしゃいます。
益若つばさ(モデル):「Popteen」読者モデル
ローラ(タレント):「Popteen」読者モデル
中村アン(タレント):「PINKY」読者モデル
叶恭子(タレント):「25ans」読者モデル
小雪(女優):「non-no」読者モデル
檀れい(女優):「Junie」読者モデル
木村カエラ(歌手):「CUTiE」「Zipper」読者モデル
高島彩(アナウンサー):「Cawaii」読者モデル
木村佳乃(女優):「雑誌名不明」読者モデル
などなど、インターネット上でざっくりと調べただけでも、これだけの方が見つかりました。
読者モデルをされていた芸能人の方が、意外と多いことがわかります。
読者モデルとしての活動を芸能活動に入れるかどうかは、微妙なところです。なので、公表されていないだけで、読者モデルをステップに芸能界で活躍されている方はもっと多いかもしれません。
読者モデルが、芸能界への登竜門のひとつであることは、どうやら間違いなさそうです。
読者モデルの身長や体重は?
自分の身長や体重で読者モデルになれるのか気になる人も多かと思います。
特に身長に関しては、自分の努力ではどうしようもない部分もあるので、読者モデルを目指す前に知っておきたいところです。
実は、読者モデルになるのに身長はあまり関係がありません。
極端に背の高い方や低い方を除き、身長が問題となることはないでしょう。150cmから170cm台くらいまでなら、取り立てて気にする必要はないですね。
特に背の低い方の場合は、雑誌によっては「背の低い方のためのコーディネート」といった特集がよく組まれているので、一定のニーズがあります。
ちなみに、読者モデルではない一般の雑誌モデルの身長について調査したのが下のグラフです。現在雑誌で活躍中のモデル160人について調査しています。
この中で、一番身長が低かった方が153cmで、高かった方が178cmです。平均すると165.8cmになります。
一番多かったのが160cm台の方で、160人中98人が160cm台でした。これは全体の約61%にあたります。
ですので、読者モデルをステップに専属モデルなどのプロのモデルを目指すのであれば、できれば160cmは欲しいところですね。
体重については、誌面を見るかぎり、通常のモデルさんとほとんど変わらない印象です。皆さんかなり細身ですね。いわゆるモデル体型といえるでしょう。
読者モデルに応募するときにSNSの活動歴は必要?
読者モデルの応募要項には、大抵の場合ブログやSNSでの活動歴を記入する欄があります。
中には、FacebookやTwitter、Instagramなど、それぞれのアカウントのURLを記入するようになっていることもあります。
それだけ、今のファッション雑誌は、インターネットとの連携を重視しているということですね。
そうなると、もしブログやSNSをしていなかった場合、読者モデルとして採用されにくいといった状況が起こり得るのでしょうか。
読者モデルになりたい場合、今すぐにでもSNSを始めた方がいいのか、不安になったりしますよね。
でもそれは心配しないでください。
以前、こちらの記事で雑誌の読者モデルをされている方のInstagramのアカウントを調査したことがあります。
読者モデルのインスタをご紹介!人気読モのInstagramをフォローしよう
インスタグラムをながめていて、素敵な人だなと思ってよく見てみると、雑誌の読者モデルだったということがよくあります。 ご自身が登場する画像はもちろん、ファッションや小物の選び方にもセンスの良さが光ります ...
たくさんフォロワーが付いている有名なインスタグラマーの方も多数いらっしゃいましたが、一方でほとんどフォロワーがいないアカウントも数多く見受けられました。
おそらく、読者モデルに選ばれてから、始められたのだと思います。
また、ブログやSNSで全く活動していなかったけれど、読者モデルになれたという話もよく聞きます。
ですので、やっていない場合には、今から無理して始める必要はないです。
もちろん、ブログやSNSをやっていて、多くのフォロワーが付いている場合には、堂々と記入するようにしましょう。
読者モデルを採用する側からすれば、すでにインフルエンサーとしてファンがついている状態ですから、ぜひとも欲しい人材と言えるかもしれません。
ブログやSNSでの活動歴があれば、読者モデルの採用に際して多少有利になります。しかし、絶対に必要と言う訳ではないので無理して始める必要はないでしょう。
会社員で読者モデルをすると副業になる?
読者モデルが副業にあたるかというと、あたります。
副業の定義は「本業とは別に副収入を得ること」です。読者モデルは少額とはいえ報酬が発生するので立派な副業ですね。
ですので、副業が禁止されている会社にお勤めで、読者モデルになりたいと考えている方は注意が必要です。
たとえ、読者モデルが副業だったとしても、会社にバレなければ大丈夫なんじゃないかと考える方もいるかもしれません。
副業が会社にバレる主な原因は、住民税の金額によるところ大きいです。読者モデルだと報酬が少額なので、バレないかもと思っているのではありませんか。
しかしながら、読者モデルをやっていてバレないわけがありません。何といっても巷の本屋さんに並んでいるファッション雑誌に、名前と写真が載ってしまうわけですから。住民税はまったく関係ありません。
内緒にしていても、いつか誰かに見つかってしまうと思っておいたほうがいいでしょう。
では、副業禁止の会社に勤めていて、どうしても読者モデルになりたい場合はどうすればいいのでしょうか。
やっぱりそこは、会社に上司に相談して許可をもらうのが一番いいと思います。
上司に相談するタイミングは、読者モデルに決まってからがいいですね。それまでは黙っていましょう。
読者モデルは他に仕事を持っている方がほとんどなので、大抵の場合、撮影が土日に行われるなど、働く人に配慮がなされています。
ですので、本業の会社の業務に支障がないことを伝え、直属の上司には味方になってもらえるようにしましょう。
会社の業種や社風、お仕事の内容にもよりますが、自社の社員がモデルとして雑誌の誌面を飾っているとなると、取引先に対しても話題性がありますし、イメージアップにも繋がるので、特例的に認められることもあるかと思います。
読者モデルに関する疑問まとめ
読者モデルに関する、ちょっとした疑問について調べてみました。
読者モデルになりたいと思う方は多いです。でも、その実態は意外と知らなかったのではないでしょうか。
これから読者モデルになりたいとお考えの方のお役に立てれば幸いです。