2016年秋ドラマ「石川五右衛門」に出演中の、俳優の西村和彦さん。1991年から放送された、渡辺裕之さんとコンビの「リポビタンD」のCMでは、「ファイト一発!」という有名なフレーズで、西村和彦さんの名が全国に知れ渡りました。
そんな西村和彦さんは京都の出身で、しかも実家が伏見稲荷大社にあるうどん屋というのはご存知でしょうか。今回は、西村和彦さんの実家についてご紹介します。
伏見稲荷大社とは?
伏見稲荷大社といえば、今や外国人にも大人気の観光スポットです。全国に三万以上ある稲荷社の総本山で、1300年以上の歴史がある、関西で最も参拝者の多い社寺です。
有名な千本鳥居は、ドラマの撮影でもよく使われる有名なスポットです。永遠に続くかと錯覚するような、鳥居が立ち並ぶ光景は、誰しも映像などで見たことがあると思います。
実家は老舗うどん屋
西村和彦さんの実家は、伏見稲荷大社の敷地内にあるうどん屋「四ツ辻仁志むら亭」です。かつて人気番組「ケンミンショー」でも紹介されたことがあります。うどんだけでなく、いなり寿司や甘味なども提供しています。
お店の外観は、本当にこれぞ老舗のお食事処という感じで、一瞬今が平成であることを忘れてしまうようなたたずまいです。
テラス席からは京都の街並みが一望でき、この景色を見ながらおいしいうどんを食べれば、参拝で疲れた体も癒されます。
西村和彦さんも、日本大学に入学して上京するまでは、この実家に住んで、毎日ここから学校などに通っていました。場所がかなり山の上にあるため、友達があまり遊びに来てくれないのが、子供時代の悩みだったそうです。
伏見稲荷大社がある稲荷山の標高は233メートルで、仁志むら亭のある「四ツ辻」は、山の中腹あたりまで登ったところにあります。おそらく100メートル以上は山を登らないといけないので、通学も大変だっただろうと思われます。
お店は現在、西村和彦さんの兄と両親が切り盛りしています。西村和彦さんも俳優を目指していなかったら、このお店の主人をしていたのかも知れませんね。
創業150年の新しいお店?
このお店はなんと創業150年の老舗だそうですが、西村和彦さんは、「京都では300年以上たたないと老舗とは言わない」と語っており、自身の実家のことを「ほんの150年程の新しい店」と表現しています。
しかしお店ののれんにはしっかりと「老舗」と書かれており、店内の雰囲気もとても歴史を感じさせます。明治初期の建物を今も使っているそうです。
お店ができたのは明治維新の4年前、元治元年(1864年)だそうで、幕末の武士たちも、このお店を利用していたのでしょう。
うどん屋「四ツ辻仁志むら亭」
にしむら亭
ジャンル:京風うどんと甘党の店
アクセス:JR奈良線稲荷駅 徒歩20分
住所:〒612-0804 京都府京都市伏見区稲荷山官有地四ッ辻(地図)
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情報掲載日:2017年4月23日