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イーロンマスクの名言と提言。人工知能への警笛と火星移住計画とは?

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イーロンマスク

イーロン・マスクのことを天才と呼ぶ人は多い。南アフリカ共和国・プレトリアで生まれた彼は、10歳の時にコンピューターを手にし、独学でプログラムを習得して12歳で自作のソフトウェアBlasterを販売している。まさに早熟な天才といえるかもしれない。

まずはイーロン・マスク氏について

18歳の時に母方の親戚が多く住むカナダ西部へ移り住み、その後アメリカ合衆国へ移住。現在はアメリカ国籍を取得しています。

24歳の時にオンラインコンテンツ出版ソフトを提供する会社を設立。この会社が買収され3億700万USドル(+ストップオプションで3400万USドル)の利益を得る。

1999年には後にメールにて支払いを行うペイパル社の前身となるX.comを共同設立。

現在は宇宙開発事業を行う「スペースX社」や太陽光発電会社「ソーラーシティ」、自動車メーカー「テスラモーターズ」などを経営している。

イーロン・マスク名言集

彼のアグレッシブで前向きな発言の中に、自らを省みるヒントがたくさんあるような気がします。

また、アグレッシブでありながら、時には経営者としての極めて冷静な視点が存在していることにも気付かされます。

自分でも訳の分かっていないことに対して何となく感じる恐れはもちろん無視するべきだ。しかしたとえその恐怖が合理的であっても(冷静に判断して失敗する可能性が確実にある場合でも)、それが挑戦するに値することであれば、その恐れをやり過ごして前に進むべきだ。(たとえ失敗したとしても)その価値はあるよ

たぶん失敗するだろうと思ったけど、重要な事だからやることにした。

失敗を恐れないことを重要だと考える経営者は多数存在します。しかし、予想された失敗をも価値があると考える彼は、経営者の間でも異端かもしれません。

ただ、失敗した後にこの手の発言をすると言い訳とか、負け惜しみのように聞こえるので、転用して使う場合には注意が必要ですね(笑)。

「他人にとって、自分が高い価値を出せる」という自信がある分野に、自分の力を集中することが重要です。

アイデアを実行することは、アイデアを思い付くより難しい

アイデアの段階では、どんなことでもやれてしまうような気がしますが、実際は実現することの方が大変です。専門外の多くのことに手を出し過ぎて、結局崩壊する自分自身(私のこと)への戒めといえるでしょう。

起業家にとって大事なのは、批判の声をよく聞くこと、そして、批判を常に求めることだと思います。耳が痛いことは聞きたくないですよね。でも、批判を聞かないというのは、皆さんが最もよく犯す失敗のひとつだと思います。

友達につくったものを渡し、「どこがよかったは抜きにして、よくないところを教えてくれ」と言いましょう。そうしなければ、友達はどこがよくなかったかは言ってくれないはずです。友達は友達を傷つけたくないものですからね

彼の冷静さが滲みでた発言だと思います。

起業家は粘り強く、毎週80~100時間、地獄のように働くべきです。これは成功確率を上げるために必要なことです。

これは最も重要な起業家のマインドかもしれません。ただ、これを従業員に求めると、どこかのブッラク企業みたいになります。経営者本人はさておき従業員にだけ求めるとかも、よくあるパターンです。

他にも、まだまだ探せば出てきそうですが、とりあえずはこのくらいに。

イーロン・マスクの火星移住計画とは?

イーロン・マスクの発言には奇想天外とも言えるものが多い。そのひとつが火星移住計画でしょう。元々宇宙開発事業の会社を所有している彼は、最新のテクノロジーや宇宙への関心が高い。一般人からするとSFのように聞こえる話も、彼には実現可能な領域なのかもしれません。

地球の環境の変化などにより人類が滅亡した時のために、100万人規模の火星への移住が必要とのこと。ある意味、リスクヘッジ的な考えといえる。

いつの日か火星に移住できたらいいね的な夢物語ではなく、2026年までにスペースX社(彼の所有する宇宙開発事業を行う会社)が作る宇宙船で人類を火星に連れて行くことが可能らしい。

どこまで本気なのか、わからないけれど、ものすごく他人事なので、「それで人類が幸せになれるならいいんじゃない?」って感じです。

もちろん、火星に行こうとイーロン・マスクに誘われたとしても、私はいきませんよ。だって、地球でこんなに苦労しているのに、いまさら火星へまで行って開拓の苦労とかしたくないじゃないないですか。イーロン・マスク自身も火星へは行かず、地球で火星移住計画の陣頭指揮を取る計画みたいですけど。

人工知能への警笛

イーロン・マスクは人工知能の危険性について本気で懸念しています。そして、その安全性を研究するプログラムに1,000万ドルの寄付をすると発表しました。
彼のようなテクノロジーの先駆者が危機感をもつくらいですから、何らかの危険性があることは確かなようです。

では、どのような危険性があるというのでしょうか。

イギリスの著名な理論物理学者であるスティーブン・ホーキング博士も「人工知能の開発は人類の終わりを意味するかもしれない」とその危険性を指摘しています。

ひとたび人類が人工知能を開発してしまえば、それは自立し、加速度的に自らを再設計していくだろう

ゆっくりとした生物学的な進化により制限されている人類は、(人工知能と)競争することはできず、(人工知能に)取って代わられるだろう

つまり、自我を持った人工知能が人類に取って代わり、人類はSF映画さながらに人工知能と戦う日が来るかもしれないというのです。正直なところ、それほど急を要する危険性とは今のところ思えませんが、今後のことを考えて今からガイドラインを作成していくことは重要かもしれません。

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