芸能人になるには

芸能オーディションでの自己PRの書き方やテーマの選び方を解説します

更新日:

オーデションのイメージ

モデルや女優になりたいと思うなら、オーデションでの自己PRは必須です。

その場で急に自己PRをするように言われても、すぐにできるものではありません。

慌てないように事前に準備をしておきましょう。

自己PRには、応募用紙に記述する場合と審査員の前で対面形式で話す場合があります。

ここでは対面形式で話す場合を前提に解説していますが、応募用紙に記述する場合も、書き方は基本的に同じです。ですので、どちらにも対応できると思います。

自己PRのおすすめテーマ

自己PRのおすすめのテーマ

まずは自己PRのテーマを選びましょう。

オーディションにおける自己PRとは、エピソードを交えながら「自分はこういう魅力のある人間です」と相手にアピールするものです。

エピソードの内容については、その人の人柄をよく表しているものであれば、どのようなものでも構いません。

とはいえ、どのようなテーマで自分をアピールをすればいいのか、なかなか思い浮かばないという方も多いのではないでしょうか。

こちらではオーディションの自己PRのテーマになりそうな事柄をピックアップしました。

この中からテーマを選んでも良いですし、これらをヒントにもっとイメージを膨らませてみてもいいでしょう。

女優やモデルになるためのオーディションでは、目立つことも大切です。ですので、あなたならではのオリジナルのテーマを見つけるようにしてください。

趣味・特技

パン作り

誰にでも続けている趣味や特技はあると思います。

趣味や特技に関する楽しかったことや続けている理由、苦労したことなどをエピソードにまとめて自己PRを作成してみましょう。

今現在進行形で熱中している趣味や特技であれば、きっと熱く語ることができるでしょう。

ただし、モノマネやダンスなどのその場で出来る特技は、「ここでやってみて」と言われる可能性があるので、注意が必要です。

また、あまり人のやっていないような趣味、特技をお持ちの方はそれをテーマに選んでみても良いでしょう。

話し方次第では注目を集めることができるかもしれません。

趣味や特技は個性のひとつです。上手くエピソードに取り入れて自分らしさをアピールしてください。

趣味・特技の例

  • 料理(お菓子作り・パン作り・得意な料理・オリジナル創作料理)
  • 集めているもの(アンティーク・アクセサリー・切手・フィギュア・ジーンズ)
  • 写真(Instagram・自撮り・好きな写真家)
  • ドライブ(よく行く場所・こだわりの車やバイク)
  • オタク趣味(アニメオタク・撮り鉄・コスプレ・同人誌)
  • 映画鑑賞(お気に入りの映画・泣いた映画・一番笑った映画)
  • 読書(お気に入りの作家・自分の生き方に影響を与えた本)
  • スポーツ(各種スポーツ・スポーツ観戦・全国大会出場経験・マラソンのタイム)
  • 外国語(英語・英会話・英検・TOEIC・その他の言語)
  • 音楽(楽器・作詞作曲・歌・楽団)
  • 資格(英検・看護師免許・ファイナンシャルプランナー・フラワーデザイナー)
  • 絵画・イラスト
  • オンラインゲーム
  • 旅行
  • ダンス
  • モノマネ
  • 変顔
  • 仕事上の特技
  • こだわりのメイク術
  • とっておきのダイエット方法

性格

性格

これといって趣味や特技が思いつかいない方は、ストレートに自分の性格について語ってみてはいかがでしょう。

自分がどんな性格なのかエピソードを交えて自己PRを作成します。

自分で自分の性格について語るだけなく、他の人からどのように見られているのかもエピソードに入れると、話に説得力が出ます。

また、性格には長所も短所もあります。ある場面では長所となる性格も、別の場面では短所になることも多いです。

長所ばかりを語るのではなく、短所についても触れることで、人間味のある自己PRになります。

性格の例

  • 地味で目立たない
  • 恥ずかしがり屋
  • お調子者
  • 変なところ
  • 人を笑わせることが好き
  • 聞き上手
  • 負けず嫌い
  • まじめ
  • 我慢強い
  • 責任感が強い

過去にやっていたこと

過去にやっていたこと

これまでに経験したことを思い出してください。

長い間、習慣としてやっていたことや思いもよらない体験、努力したことなど、あなたにしか語ることのできない貴重な経験があると思います。

過去にやっていたことの例

  • ボランティア活動
  • 部活動・サークル
  • 親の手伝い
  • 妹や弟の世話
  • アルバイト
  • 猛勉強
  • 学級委員をしたこと
  • 頑張ったこと

子供の頃の私

子供の頃

今の自分は子供の頃の自分と、どこが違うのか。子供の頃の経験を元に今の自分について語ります。

子供の頃の私の例

  • 子供の頃の失敗談
  • 子供の頃好きだったもの
  • 子供の頃の思い出
  • 離れ離れになってしまった友達
  • 友達と出かけた小さな冒険
  • 飼っていたペットの話

その他

行き交う人々

他にも自己PRのネタになりそうなことはたくさんあります。

日常の何気ない出来事の中に、自己PRのテーマになりそうなことがあったりしますので、難しく考えすぎず、気楽に思い起こしてみてください。

その他の例

  • 将来の夢
  • 憧れている人
  • 好きな本
  • 好きな映画
  • 好きなTV番組
  • 日常の習慣
  • 最近知ったすごいこと
  • 新聞や雑誌の記事をみて思ったこと
  • 長く続けていること
  • 他者から褒められたこと
  • 好きなこと

芸能オーディションでの自己PRの書き方

自己PRの書き方

自分にあったテーマは見つかりましたでしょうか?

芸能界を目指すのであれば、この先、何度もオーディションを受けることになると思います。

どのようなオーディションであっても、大抵の場合、自己PRが必要になってきます。ですので、できれば3種類くらいは用意しておきたいところです。

自己PRを書いてみよう

それでは、上記で選んだテーマで、実際に自己PRを書いてみましょう。

文字数について

応募用紙に記述する場合は、記述欄の中に読みやすく収まるように記入し、特に指定がなければ文字数に決まりはありません。

審査員の前で話す場合では、30秒ないし1分間の時間が与えられ、その時間内で自己PRをするように求められることが多いです。

人が1分間で話すことができる文字数は、テレビやラジオのアナウンサーで350文字と言われています。

ですので、自己PRの構成を考える際には、1分間で300文字から320文字、30秒ではその半分の150文字から160文字程度を目安にしてください。

ポイント

1分間の自己PRの文字数:300~320文字

30秒間の自己PRの文字数:150~160文字

構成について

続いて、文章の構成についてです。

最も一般的な構成は、最初に結論を言って、その結論に至るエピソード、志望の動機、将来の夢の順番でまとめるというものです。

この構成では、「自分がどのような人」なのか最初に話すので、聞く人にわかりやすいというメリットがあります。

例文をひとつご紹介します。

例文1:1分・300文字

私は周囲の人を笑わせることが得意です。(結論)

友達からも「~さんって面白いよね」とよく言われます。私の話で誰かが笑ってくれると、自分でもすごく嬉しい気持ちになります。それは一緒に笑った短い時間、その人を幸せにすることができたと感じるからです。なので、頭の中では、いつも人を笑わせることを考えています。(結論に至るエピソード)

私は、この「人を笑わせて幸せにしたい」という思いから芸能界を志しました。周囲の人だけでなく、もっとたくさんの人を笑わせることで幸せにしたいです。(志望動機)

将来は、バラエティでも活躍できる女優さんになりたいと思っています。もちろん、笑いを取るような役どころばかりでなく、シリアスな役も演じられるように努力していきたいです。(将来の夢)

自分の得意なことについて語った文章です。

最初に人を笑わせることが得意であると話し、それからエピソードを交えながら得意な理由を述べています。その後、志望動機と将来の夢に話を繋げて、すっきりとまとめています。

もうひとつ別の構成も見てみましょう。

こちらは、まずエピソードを語り、その後エピソードに基づく結論、志望動機、将来の夢の順でまとめます。

エピソードを先に語ることで、その人の人柄が伝わりやすく、人間味が感じられる文章になります。

例文2:1分・300文字

私は一人っ子で、両親が共働きの家庭に育ちました。子供の頃は学校から帰ると、いつもひとりでお留守番をしていました。それでも寂しいと思ったことは一度もありません。なぜなら、テレビを付けると出演者の人達が面白い話をして、私を笑わせてくれたからです。そして次の日、学校でその面白い話をすると、友達がみんな笑ってくれました。(エピソード)

このことをきっかけに、私は人を笑わせて楽しませることが得意になりました。(結論)

その後、成長するに連れて、もっと多く人に楽しんでもらいたいと思うようになり、芸能界を志しました。(志望動機)

将来はバラエティにも出演して、笑いの取れる女優になりたいです。ひとりでテレビを見ている子供が明るい気分になれる、そんな女優さんになれたら嬉しく思います。(将来の夢)

こちらも、同じく「人を笑わせるのが得意」というテーマで書いた文章です。

最初にエピソードを入れているので話にリアリティがあり、審査員の印象にも残りやすいです。

どちらの構成も、それぞれに良いところがありますので、ご自分の書きやすい方をお選びください。

構成に当てはめるようにして書くと、初めての方でも書きやすいと思います。

こちらの記事でも自己PRの例文をご紹介しています。よろしければご参照ください。

自己PRの例文のイメージ
芸能オーディションの自己PR例文を作成しました!参考にしてください

オーディションに向けて、自己PRを考えないといけないのに、中々思うように進まない。 書いてはみたけれど、本当にこれでいいのか、よくわからない。 普段、自己PRを考える機会なんて、そう多くはないので、や ...

文章を書くのが苦手な方へ

自己PRは、本来自分で考えて書くものですが、文章が苦手でどうしても上手くかけないという場合には、クラウドソーシング(ネット上でお仕事を依頼するシステム)で依頼する方法があります。

ココナラでは、文章の上手い人が多数登録されていて、文章作成の依頼を受け付けています。料金は出品者によって異なりますが、300文字程度でしたら500円くらいから依頼できます。

それほど高くないので、一度依頼してみても良いかもしれません。

芸能オーディションでの自己PRの話し方

自己PRの話し方

自己PRの原稿が出来上がれば、次に声に出して読み上げてみましょう。一字一句間違わずに覚えておく必要はありません。ただし、話の流れだけは記憶しておくようにします。

オーディションにおける自己PRは話す内容も大切ですが、それ以上に話し方や話すときの仕草、表情なども重要です。

自己PRをするときは、緊張しすぎずリラックスするように心がけましょう。

背筋をピンと伸ばし、ハキハキと聞き取りやすい話し方で話すようにします。

そして、どんな時にも笑顔を忘れないようにしてください。

芸能オーディションでの自己PRのまとめ

夜空に輝く星空

芸能界をめざす女の子は、夜空に輝く星の数ほどいます。その中であなたが選ばれるためには、なんとしてもオーディションで勝ち残らなければなりません。

自己PRは、オーディションにおいて自分らしさをアピールできる唯一の機会です。他の人とは違う、あなたならではの個性を存分に発揮し、ぜひともチャンスを掴んで下さい。

そして、芸能界で燦然と輝く、たったひとつの一番星になってくださいね。

-芸能人になるには

Copyright© UNDER THE VEIL , 2020 All Rights Reserved.