女優・菅野美穂の演技について語る時、忘れてはならないドラマがあります。
ドラマ「愛をください」とは?
それは2000年7月から放送され、日本中の人を魅了した「愛をください」(フジテレビ系列)です。同ドラマの平均視聴率は11%を超え、菅野美穂が役名「蓮井朱夏」で歌うドラマの挿入歌「ZOO 〜愛をください〜」を50万部を超える大ヒットとなっています。ドラマはその後、何年か経った後もローカル局で再放送されるなど根強い人気を誇っています。
菅野美穂さんはこのドラマ中で児童養護施設で育った薄幸の少女・遠野李理香を演じ、その迫真の演技で今も多く人の心に記憶されています。
ストーリーは、児童養護施設での度重なる虐待や社会からの差別を受けた遠野李理香が自殺を試みますが、その時は江口洋介演じる通りすがりの男性、長沢基次郎に助けられて何とか自殺を思い留まります。
長沢基次郎は李理香を暖かく見守る父親のような役柄です。
李理香は、昼間保育園の保母として仕事をし、夜は街でストリートライブを行います。そのライブを聴きに来ていたのが、伊藤英明演じる月密中也で、二人の間に恋心が芽生え、李理香の心にも変化が起こっていくというお話です。
菅野美穂の演技力
どうも、がらネェよ。
こちらは先日の衣装合わせのお写真。本日8/22の菅野美穂さんのバースデーをお祝いさせていただいたのよぉ〜‼️おめでとうございます〜‼️
アタシ最後に誕生日祝ってもらったの、いつだったかしら・・・#監獄のお姫さま #プリプリ #菅野美穂 #がらネェ pic.twitter.com/vpW4WzLK5J— 『監獄のお姫さま』3/23DVD&Blu-ray発売! (@pripri_TBS) 2017年8月22日
明るくさわやかな印象のある菅野美穂さんですが、このドラマは軽いタッチのラブコメディーではなく、児童養護施設で育ち心に傷を負っている少女という、かなり難しい役柄です。そして二人の男性と出会うことにより性格や生き方までもが変わっていく、その過程で見せる感情の機微や、細かな表情などその演技力には眼を見張るものがあります。
また、暗く重苦しい劇中にあっても、瑞々しく純朴な彼女の感性が随所に見られ、素晴らしい作品になっています。
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蓮井朱夏が歌う挿入歌「ZOO 〜愛をください〜」とは?
李理香は、夜に街でストリートミュージシャンをしていますが、そこで歌われているのがこの「ZOO 〜愛をください〜」です。
元々は、このドラマの原作者で脚本家でもある辻仁成が作詞作曲し、川村かおりに提供した曲「ZOO」で、辻仁成がボーカルを務めるロックバンド・エコーズでもセルフカバーし、シングルが発売されています。
また、本ドラマの主題歌にも採用されています。
そして、菅野美穂さん演じる遠野李理香がドラマの中で蓮井朱夏という芸名でデビューすることになりますが、現実の世界でも「ZOO 〜愛をください〜」として蓮井朱夏名義でCDが発売されています。
それで気になる菅野美穂さんの歌唱力ですが、透明感のある声に魅力は感じられるものの、やはりそこは女優ってことでしょうか。気になる方は聞いてみてください。