大久保利通の性格は冷酷で、計算高かったと言われています。
また、計略に長け、狡猾とも言われたりすることもあるようです。ですが、これは誇張され歴史の都合で歪曲されてもののようにも思われます。
大久保利通の性格
彼は幼いころから病弱で、武術は苦手だったようです。それで自分は頭脳で勝負するしか道はないと考え、必死に努力をしたということが今に伝えられています。
努力家であると同時に、目的の為には厳しい判断も辞さない、自分にも他人にも厳しい性格であったことがうかがえます。
大久保利通の言動からは、知的で聡明な人柄も浮かび上がってきます。
貧しい下級藩士の家に生まれ、お金の苦労もしたかもしれませんが、晩年は私腹を肥やすことはなく、国のために尽くした人でした。
初代内務卿を務めた明治の大物政治家でありながら、亡くなった時には私財と呼べるものは殆どなく、借金すらあったと伝えられています。
それが、あまりにも明晰な頭脳を持つがゆえに、周囲の人の目には手段を選ばない冷徹な人と映るのかもしれません。
大河ドラマ「西郷どん」の中の大久保利通
NHKの大河ドラマ「西郷どん」では、瑛太さんがこの大久保利通を演じています。
大河ドラマでは、大久保利通と鈴木亮平さん演じる「西郷どん」こと西郷隆盛とは、正反対の性格の持ち主として描かれていくことになるでしょう。
何事にも鷹揚で大らかな性格の西郷隆盛に対して、生真面目で冷静沈着な大久保利通といった役どころになりそうです。
実際の瑛太さんは、数多くのテレビドラマや映画で主演を務めるクールな印象の役者さんですが、実生活では、どちらかというと「西郷どん」のような朗らかで熱いタイプなのかもしれません。
笑福亭鶴瓶司会のトーク番組「チマタの噺」に出演した際には、自身の妻・木村カエラさんへの思いを語り、「僕は嫁しか見てないです」と語るなど中々熱血タイプのようです。
また、お二人にはお子さんが二人いらっしゃいますが、瑛太さんは子育てには積極的に参加されているようで、まさにマイホームパパそのものです。大久保利通の生真面目で冷静沈着なイメージからは、ほど遠いかもしれません。
大河ドラマ「西郷どん」のこれからの展開に期待
瑛太さんはこれまで様々な役をこなしてきた役者さんです。
恐らく冷静沈着でクールな役どころを演じながらも、心の奥底にどこか温かいものがある、瑛太さんにしか演じることのできない魅力ある大久保利通像を見せてくれるのではないでしょうか。
大河ドラマ「西郷どん」のこれからの展開が楽しみですね。