最近はアイドルグループの数が爆発的に増えて、地下アイドルと呼ばれる小規模に活動するグループも増えています。
自分も地下アイドルになりたいと思っていても、どこで募集しているのか、給料はどれくらいか分からず不安だ、という方もいるかも知れません。
今回は地下アイドルになる方法や給料などについてまとめました。
地下アイドルとは?
「地下アイドル」とは、規模の小さいライブハウスや小劇場を中心に活動するアイドルのことです。テレビなどメディアへの露出は基本的にありません。
地下アイドルから活動を始めて、人気が出て有名になるアイドルも中にはいます。AKB48もかつてまだメディアへの露出が少なかった頃は、地下アイドルの一つとみなされていました。今でも専用の小劇場で毎日ライブを行っており、地下アイドルだったころの名残が残っています。
オーディションを受けるのが一般的
地下アイドルになる一番一般的な方法は、オーディションを受けて芸能事務所に所属することです。
ネットで探せば、アイドルのオーディションに関する情報はたくさん手に入ります。
オーディションを受けて合格すれば、その事務所所属のアイドルとしてデビューする道がひらけます。
悪質な事務所に注意
注意しなければならないのは、芸能事務所といってもピンからキリまであって、中には悪質な事務所もあるということです。
よくあるのが、オーディションに合格後、レッスン料や登録料といった名目でアイドルからお金をとる、というものです。
こういう事務所は、アイドルからお金を巻き上げるのが目的なので、アイドル活動自体はずさんなものだったり、場合によってはほとんど活動していないこともあります。
オーディションを受けるときは、その事務所がまともな所かどうか必ず事前に調べておきましょう。
フリーランスの道もある
地下アイドルになるために最も一般的なのは、先に述べた芸能事務所に入ることですが、事務所に所属せずにフリーでアイドル活動をすることも可能です。
普通は事務所のマネージャーが営業して仕事をとってきたり、ライブやイベントを企画したり、会場を押さえたりするのですが、その全てをアイドル自身がやるということです。
そんなこと出来るのかと思う方もいるかも知れませんが、最近はフリーで活動するアイドルが増加しています。
近年はyoutubeやSNSなど、情報を発信できるメディアが多様化しています。また、これらの新しいメディアは、どれも個人で自由に発信できることが特徴です。
これらのメディアも有効活用しながら、自分で営業して人脈を広げ、活動しているアイドルが増えています。
地下アイドルの収入は?
地下アイドルとして活動して、一体いくらくらいの収入が得られるのでしょうか。
AKBなど大手グループのトップクラスで活動しているアイドルなら、推定年収で5000万以上という人もいます。
しかし地下アイドルとなると、ほとんどの人が食べていくので精一杯、というのが現状です。
中には月100万以上稼ぐ地下アイドルもいるそうですが、平均月収は19万円くらいだといわれています。
地下アイドル刺傷事件が発生
2016年の5月21日、地下アイドルとして活動していた冨田真由さんが、ファンの男に刃物で刺され、重体となる事件がありました。
冨田真由さんは重傷を負うものの一命をとりとめ、犯人の男は逮捕されました。
触れ合えることがトラブルの元に
アイドルと聞いてたいていの方がまずイメージするのが、握手会などのファンとの交流イベントです。
「会いに行けるアイドル」をコンセプトにデビューしたAKBグループのブレイクによって、コアなアイドルファンだけでなく、今までアイドルにあまり興味がなかった一般のファンも、気軽に握手会などの交流イベントに参加するようになりました。
こうしたアイドル産業の拡大にともなって、アイドルは悪質なファンと接触してしまう危険も高まりました。
特に地下アイドルなどのマイナーなアイドルは、交流イベントを売りにファンを獲得しようとすることも多く、必然的に危険なファンとトラブルになる可能性も高くなります。
多くの地下アイドルのライブでは、ライブ後に「特典会」や「物販会」というファンとの交流イベントがあります。ここでファンはアイドルと少し会話ができたり、写真を撮ったりすることができます。
大半のファンは節度を守って楽しんでいますが、中にはマナーが悪く、アイドルに迷惑をかける人もいます。
アイドル戦国時代ともいわれる昨今、地下アイドルは供給が多すぎる状態です。そのため価格競争によるデフレが起きており、1000円以下でライブが見れてアイドルとも触れ合えるイベントがたくさんあります。これがファンの質を下げる一因にもなっています。
アイドル業界はファンとも協力して、事件やトラブルが起こらないよう努めなければなりません。