女優さんやモデルさんになりたくて、オーディションを受ける場合に写真は必須です。
オーディションの書類審査は、9割が写真で決まると言われています。
写真はそのくらい大切ということです。
ですので、オーディションに応募する際には、出来る限り良い写真を送りたいところです。
かと言って、写真にそんなにお金はかけられないですし、時間も無いという方が多いかと思います。
ここでは、そんな方のために自宅近辺で簡単に撮れるオーディション用の写真の撮り方をご紹介します。
オーディション用の写真と言うと、写真スタジオでの想像される方も多いかもしれません。
しかし、一般の方を対象としたオーディションでは、写真スタジオで撮影したいかにも宣材写真といった感じのものよりは、街角で撮影した写真の方が、初々しさが感じられ好印象な場合も多いです。
また、スタジオでは、一般の方は撮影慣れしていないので、緊張で表情も硬くなりがちです。
それに、芸能事務所に所属し、芸能活動を続けていくうちに、いずれはきちんとした宣材写真を撮ることになりますので、最初は特に必要ないかと思います。
オーディション用の写真を撮る準備
オーディション用の写真を撮影する際には、事前に準備が必要ものもあります。
写真さえ撮影できれば、それでいいというわけではありませんので、こちらに前もって準備が必要なものや、注意点などをまとめました。
写真を撮る場所を探そう
自宅近辺で、オーディション用の写真を撮影するのに適した場所を探しましょう。
オーディションを受ける際に写真が必要なのは、その人の体型や顔の作りを確認するためです。
ですので、背景が雑然としているような場所では、体型も顔の作りも分かりにくいので、オーディション用の写真の撮影には適していません。
また、室内での撮影もやめておいた方が良いでしょう。
蛍光灯のしたでは他の色が綺麗に出ませんし、後ろに下がれないことが多く、被写体までの距離が十分にとれません。
おすすめの場所は、上の写真にあるような白い壁の前か公園などの緑の多い場所です。
白い壁の前は人物がすっきりと見えますし、緑の多い公園では優しい雰囲気の写真に仕上がります。
撮影場所を探す際にもう一つ注意していただきたいことがあります。
それは太陽の光が直接、体に当たらないような日陰の場所を探すということです。
直接太陽の光が顔や体に当たると、黒い影が濃く出てしまって綺麗に撮れません。
もちろん、暗すぎる場所も撮影には適していません。
晴れた日の屋外で、直接陽の光が体に当たらない場所で撮影をするのがおすすめです。
ただ、ちょうど良い場所が見つからない場合には、薄曇りの日を選んで撮影するのもひとつの方法です。
服装やメイクは?
オーディション用の写真を撮影する際の定番の服装は、白いタンクトップにショートパンツです。
これは芸能関係のオーディションにおいては、割と基本の服装です。
体のラインが分かりやすく、明るく健康的で溌剌とした印象の写真になります。
ただ、さすがにタンクトップとショートパンツでは、子供っぽすぎると感じる方も多いのではないでしょうか。
そんな方は、体のラインが出やすいもう少し大人っぽい服装を選ぶと良いと思います。
体にフィットした T シャツやノースリーブに、タイトなスカートを合わせるコーディネートなどがおすすめです。
そのオーディションがどのような人を求めているかにもよりますが、時には自分らしさをアピールすることも大切です。
この辺りのことは、応募要項をよく読んでご自身で判断してください。
オーディション用の写真を撮影する際の服装についてはこちらの記事に詳しく解説しています。
よろしければこちらも参考にしてください。
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次にメイクについては、基本的にナチュラルメイクです。
メイクも自分らしさをアピールするポイントの一つですが、顔の作りがわからなくなるほどの濃いメイクは絶対に避けましょう。
たまに、若い方でノーメイクの方が良いのではないかと思われる方もいらっしゃるようです。
しかし、薄くファンデーションを塗っただけでも、肌のキメが揃って写真の仕上がりが見違えるほど綺麗になることもあります。
ですので、リップやアイシャドウなどのポイントメイクはしなくても、ファンデーションだけはつけた方がいいですね。
オーディション用の写真をする際のメイクや髪型についてはこちらの記事で解説しています。
よろしければ参考にしてください。
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どんなカメラで撮影すればいいの?
最近では、写真を撮る時に真っ先に思い浮かぶのがスマホだと思います。
でも、オーディション用の写真をスマホで撮影することは、あまりお勧めできません。
オーディション用の写真では、できる限り肌の色をきれいに見せたいです。
機種によっても性能は違いますが、スマホでは影の部分が黒く潰れてしまいがちです。
ですので、できれば一眼レフカメラかミラーレス一眼レフカメラを使って撮影したいところです。
この他、コンデジ(デジタルカメラ)などもありますが、機種による性能差が大きいです。
大抵の場合、スマホよりは良いと思いますが一眼レフカメラやミラーレス一眼レフカメラには及びません。
もし、お手持ちのカメラがいくつかあるようなら、人物で試し撮りをしてみて一番よく撮れているカメラ選ぶようにすると良いと思います。
友達か家族の人に撮ってもらおう
オーディション用の写真は、友達や家族の人など自分以外の人にとってもらうのがおすすめです。
セルフで撮影しようとすると、細かなカメラの設定ができないだけでなく、表情やポーズもぎこちなくなってしまいがちです。
誰か他の人に撮ってもらう方が、リラックスして撮影が出来ると思います。
とはいえ、オーディションを受けることをお友達や家族の方にも内緒にしている人も多いですよね。
そんな方には、プロのカメラマンが出張して撮影してくれるサービスもあります。
価格もそれほど高くないので、検討してみてもいいかもしれません。
出張写真撮影サービス
中には、写真を撮影してくれる人もいないけれど、お金もかけたくない。
でも、オーディションは出来る限り良い写真を送りたい。
という方もいらっしゃるでしょう。
理想はカメラマンに一眼レフのカメラで撮ってもらうことですが、そんなにお金もかけられないという人は多いですよね。
下記の記事では、スマホを使ってセルフで良い写真を撮る方法についてまとめています。
よろしければこちらも参考にしてください。
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オーディション用の写真の撮り方
さて、撮影する場所の候補も見つかり、服装やメイクも決まりました。
使うカメラや撮影してくれる人の確保もできています。
それでいよいよ撮影するわけですが、その前に、オーディション用の写真に必要なことについてまとめてみたいと思います。
オーディションの審査員は、基本的に写真から素材としてのあなたを見たいと思っています。
ただし、なぜ基本的にと申し上げたのかと言うと、読者モデルオーディションなどの一部のオーディションではその人のもつ個性も重要されるからです。
ですので、自分が受けようと思っているオーディションの種類によって、どのような写真を撮るべきか考えなければなりません。
でも、たとえ個性が重要視されるオーディションであっても、素材の良さをアピールすることは大切です。
一番大切なことはの素材の良さをアピールすることで、次に個性と思っておいて良いのではないでしょうか。
なので、まずは顔の作りや表情、体のラインなどが分かりやすい写真を撮るように心がけることが大切です。
写真撮影のポイント
写真を撮影する時間帯は午前中がおすすめです。
早朝や夕方では太陽の光の色が黄色味を帯びているので、綺麗な色に仕上がりません。
お昼近くでは太陽が真上に来るので、ちょうどいい感じの日陰を見つけにくいです。
ですので、午前中9時から11時くらいがオーディション用の写真を撮るには最も適した時間帯だと思います。
全身写真を撮るとき
カメラの高さは、おへその位置ぐらいがちょうどいいでしょう。
カメラの位置を低くして撮影すると、足を長く見せる効果がありますが、不自然な感じになりますのでやりすぎは禁物です。
カメラと被写体までの距離は、2mから3mくらいは離すようにします。
カメラと被写体までの距離が近すぎると、不自然にパースがつき、カメラのレンズの歪みも出やすくなります。
下半身の写真を撮るとき
カメラの高さは、顔の真ん中ぐらいに来るようにします。
カメラと被写体との距離は、全身写真同様近づき過ぎには注意してください。カメラの機種やレンズにもよりますが、通常のカメラですと1mくらいは離れて、ズームで撮影するぐらいがちょうどいいと思います。
ポーズや表情は?
写真を撮影する時のポーズは、肩の力を抜いてリラックスした状態で、両腕を左右に自然な感じで降ろしましょう。
そして背筋を伸ばします。
背筋を伸ばす時は、お腹が不自然に出ていないか注意してください。
稀に、オーディション用の写真を撮る時に、ファッションモデルがするようなポージングをする人がいますが、そんな必要はありません。
出来る限り自然な感じで、体のラインを分かりやすく見せるようにしてください。
表情は、無理に笑う必要はありませんが、軽く微笑むぐらいの方が、審査員に良い印象を与えるかもしれません。
ただし、笑いすぎて顔の造作がわからないのは、ちょっとやりすぎです。
撮影した画像の加工は?
基本的には画像の加工はしない方がいいと思います。
どうしても、写真の明るさや肌の色が気になる場合は、画像加工するソフトで修正しても良いでしょう。
ただ、専門的な技術が必要ですので、分からないのであれば、やらない方が良いです。
プロのカメラマンに依頼した場合は、画像の加工も含め、やってくれる場合もあります。
最近では、スマホでフィルターをかけて加工する方法もあります。
しかし、フィルターによっては全くの別人になってしまう可能性もありますし、審査員もプロなので、そのあたりは簡単に見抜きます。
ですので、スマホでフィルターをかけて画像を人工的に加工するのは、絶対にやめてください。
画像の加工は、明るさとコントラストを調整する程度に留めるべきです。
自宅近辺でオーディション用の写真を撮影する方法まとめ
いかがでしたでしょうか。
ここまで自宅近辺でオーディション用の写真を撮影する方法について解説してきました。
最後に、もうひとつだけ重要なポイントを、お伝えしておきます。
それは、オーディション用の写真を選ぶ上で大切なことは、たくさん撮った写真の中から選ぶということです。
撮影場所や条件を変えて、なるべく多くの写真を撮るようにしてください。
そして、その中から最も良く撮れていると思う一枚を選び、オーディションに応募するようにします。
自分では、どれが良いのかわからない場合には、周囲の人の意見も聞いてみても良いでしょう。
以上、オーディション用の写真の撮り方でした。
この記事がお役に立ちましたら幸いです。