ダウンバースト・下降気流とは?アシアナ航空の飛行機事故の原因は?

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4月14日に広島空港で起きたアシアナ航空機着陸失敗事故の原因について、航空事故調査官は「ダウンバースト」の可能性があることを、指摘しました。

ダウンバーストとは?

積雲や積乱雲は、強い上昇気流により形成され、減衰期になると降水粒子が周囲の空気に摩擦効果を働きかけることで下降気流が発生します。

この下降気流の非常に強いものをダウンバーストと呼びます。ダウンバーストは、地上に降り注いた後、地面に衝突して水平に広がります。

アシアナ航空機の場合は?

事故当時、広島空港上空では積乱雲が発生しており、雨が降っていました。

滑走路付近でダウンバーストが発生していたとすると、着陸を行おうとする航空機は最初強い向かい風のために機体が浮き上がります。そこでパイロットはエンジン出力を下げるなどして、着陸進行を続けることになりが、ダウンバーストの中心付近を過ぎると、今度は下降気流を受け機体が地面に向かって押されることになり、さらにそこを過ぎ、追い風を受けたと推定されます。

どのタイミングで滑走路を逸れ、事故に至ったのか今のところわかりませんが、広島空港のその時の状況から、ダウンバーストが原因の事故である可能性は高いようです。

これからの原因究明が期待されます。

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ダウンバーストが原因の航空機事故は他にもあります。

ダウンバーストが航空機に深刻な影響を与える気象現象であることはよく知られています。これまでに、ダウンバーストが原因と考えられる航空機事故はかなり、そのいくつかをご紹介したいと思います。

イースタン航空66便着陸失敗事故

1975年にアメリカ合衆国・ジョン・F・ケネディ国際空港でおこった事故で、乗員乗客124名中、生存者は客室乗務員2名と乗客9名だった。

パンアメリカン航空759便墜落事故

1982年にアメリカ合衆国・ルイジアナ州で発生した墜落事故で、乗員乗客145名の他、地上にいた人8名が巻き込まれて死亡している。

デルタ航空191便墜落事故

1985年にアメリカ合衆国テキサス州で発生した事故で、乗員乗客163名のうち134名が死亡。空港脇の高速道路を走行していた車のドライバーも巻き込まれ1名が死亡している。

今回の事故は……

今回のアシアナ航空の事故も一歩間違えば、上記のような大惨事となっていた可能性があります。そう思うと、負傷者25名で済んだことは不幸中の幸いかもしれません。

とはいえ、自分の身の上に起こったことではないので不幸中の幸いとか言えるわけで、乗り合わせた乗客の皆さんは本当に怖い思いをされたことでしょうね。

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